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『“The Transfer” No.1』 目が覚めると、青空が広がっていた。 小鳥の囀りが聞こえる、気持ちの良い朝だ。背中に当たるベッドの感触が随分固いのを除けば、何も文句はない。早朝の空気は少しだけ肌寒いが、それも心地良い。 こんな清々しい気分は果たして何年振りだろう。 ──────────何年振りだろう? 少女は身を起こした。固いベンチで寝ていた所為で身体の節々に痛みが残っていたが、そんな事はどうでも良かった。 数秒。 自分の頭の中を検索する。 何もない。 いや、完全にゼロな訳ではない。ただ、大事な部分が欠落していた。 自分を構成する要素が、消えていた。 それを記憶喪失と呼ぶ知識は残っている。囀る鳥たちが雲雀だという事も知っているし、街路に見える並木も栃の木と呼ばれる事も知っている。しかし、それを認識する自分自身が一体何者なのか──────────そこだけが綺麗に、根こそぎ、跡形もなく。 ぽっかりと穴が開いていた。 呆然としていたのだと思う。どれ程の時間、そうしていたか分からないくらいに。 隣に誰かが座るまで、全く何も気付かなかったのだから。 「…………大丈夫?」 掛けられた言葉に俯いていた顔を上げると、そこには心配そうな表情を浮かべた可愛らしい少女──────────いや、少年の姿があった。女性寄りの中性的な顔立ちと声は、何故か少女の胸の内側を少しだけノックした。 「大丈夫…………です」 まるっきりの嘘という訳でもなかった。記憶が消えている事を除けば、身体の調子は決して悪くない。 きゅるるるる……。 少女の言葉を補完するように、健康的な腹の虫が鳴いた。 見ず知らずの相手に聞かれ、少女は赤面する。恥ずかしい、と思う感情が消えてしまっている心配はなさそうだった。 「あはは…………ちょっと待ってて」 少年は道路の反対側にあるコンビニへと駆け込むと、数分も経たないうちに戻ってきた。その手にはお茶のペットボトルが二本とおにぎりが三つ。 「僕もまだだったんだ。良かったら一緒にどう?」 断る理由。何かに対して意見を持つには、今の自分はあまりにも根が生えていなかった。何より、空腹には勝てない。 遠慮がちに手を伸ばしたのは一つ目の時だけで、気が付けば二つ目のおにぎりを頬張っていた。 ふと顔を上げると、少年はまだ一つ目の半分程を食べている最中。 「ご、ごめんなさい、つい…………」 恥じ入る少女に対し、少年は気にしないで、と手を振った。 「ご飯食べてる女の子って、可愛いよね。僕、家では結構料理作るんだけど、自分の作った料理を美味しそうに食べてもらうのを見るの、好きなんだ」 可愛い、と言われた事は初めて──────────かどうかは分からないが、それでも少し心が弾んだ。自分が何者か分からぬ状況で掛けられた、自分を認める温かい言葉に。 「コンビニのおにぎりも悪くないけど、やっぱり朝はちゃんとしたもの食べたくなるね…………君は、何か好きなものとかある?」 突然振られた質問に、少女の思考が止まる。好きな食べ物。何も思い出せない自分には答えなど──────────。 「…………に、肉じゃが」 口を突いて出た言葉に、少女自身が驚きを覚えた。何故、その答に至ったのか分からない。ただ、少しだけ胸がしくりと震えた。 「肉じゃが…………なかなか渋いね」 年頃の少女の好みからは外れていそうな意外な答に少年も一瞬虚を衝かれたのかきょとんとしたものの、すぐに柔らかい笑みを浮かべ直して続けた。 「でも、どっちかというと僕も和食派かな。肉じゃがも得意で、良く作ってる」 「そうなんだ…………」 「自分で言うのもなんだけど、味には結構自信あるんだ」 「だったら…………食べてみたい、かも」 何気ない会話。応じる必要などない筈なのに。 それでも自分が何をすべきかさえ分からない少女にとって、他愛ない会話は何処かへ飛んでいってしまいそうな己を繋ぎ止める礎だった。束の間境遇を忘れ、少しだけ笑った。 「…………さてと、それじゃそろそろ行かないと」 お粗末な朝食を腹に詰め込み終えると、少年は立ち上がった。 「帰るんですか?」 「そうしたいんだけどね。ちょっと追われてて、まっすぐ帰るのは危ないかな」 それまで安穏としていた少年の言葉に、不意に物騒な空気が混じる。 「追われて…………」 「うん。君も、今はイベントのせいで治安が悪くなってるところもあるから帰る時は気をつけてね」 追われる──────────イベント──────────帰る──────────。 心に引っ掛かる言葉。だが、それは形にならない。ただ、少年を見送る事しか出来ずに。 目的もなく歩き始めた少女の視界に、イベントの為だけに短期間設置された大型の街頭テレビが映る。 当然のように特集されているイベント、『世界格闘大会』。そこに映し出された少女の姿は。そこに映し出された少年の姿は──────────。 『忘却の影』 の物語は、ここから始まる。 <了>
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「……なんか……ダルイな……」 一難去ってまた一難…なんて言葉があるけれど…それってかなり極端な例ではないだろうか そりゃ、少年誌のバトル漫画じゃ次々と新しい脅威の対象やらライバルやらこの後どうなる!! 的な流れを止めちゃいけないってのも理解できるんだよ? ああ、俺もそんなチープな流れは嫌いじゃないさ…でもいざ我が身に降りかかったとなったときはまた別ってもんだ 俗に言う「戦士に休息を」ってやつなのかねぇ? 昔はこんなにくたびれた事なんてなかったんだが…… いかんせん俺も老けたのか? ……嫌だぞ、25の若さで自分の神姫に介護してもらうなんて…… 「なにをボケッとしてるんですか? ご主人様」 「……考え事してるマスターに対してその発言は酷すぎやしないか?」 「そうですか? 『パートナー』としてはもっともな忠告だ…とでも解釈してください」 あなたの中での俺はどんだけポジティブ思考なんですか… そこまで前向きならむしろ憐れ…… 「ん? 出かけるのか?」 「はい、フェレンツェ博士の研究所の方に…」 「ミコとユーナは? 一緒じゃないのか?」 「今日は雄也さんと一緒に『秋葉原、武装パーツめぐり&グルメツアー』なんだとか」 「? ミコかユーナのどちらか一人とならわかるんだが、なんで二人同時なんだ?」 「なんでもお互いにボディガード役を兼ねているらしいですよ?」 前言撤回、俺よりも憐れなヤツがいた たかられ損だな雄也…… 「では行ってきます。夕飯までには戻りますので…」 「あ~待て待てノア」 「? なんですか? なにか急な用事でも……」 「いや……今日は俺も一緒に行くわ」 フェレンツェ・カークランド 35歳 若くしてその天才的な頭脳で英国国立大学の名誉教授にして博士の称号を持つ現代のネット社会における国際的重要人物 『人と神姫のコミュ二ケーション』を題材に超極秘間で研究を行っており、現在、日本を代表する大手技術会社『鳳条院グループ』と共同で『人型神姫インターフェイス』の試作型の開発、運用テストプロジェクトを進行中 妻子あり…………って 「おお、ノアール!! 私の可愛いノッア~~~ル!!!」 「……博士、何度も言いますが私のご主人様は明人さんで、実質的に私は明人さんのものなんですが……私の名前も明人さんに付けて頂きましたし…」 そんな大物人物を誰がこんなオヤジと想像できようか…… これもまたひとつの『恐怖』か? 「おお!! この父を見捨てて違う男の下へと行こうと言うのかい!? 泣いちゃうよ? パパは泣いちゃうんだからね!?」 「……誰がパパですか…」 「しかし、それもまた愛しき娘の巣立ちの日!! いつかは来るその別れ…しかし私にはそのDestinyに打ち勝つ力はない、ああ、まるで私はシ●・アスカのよう……主人公なのに最後は悪役という憐れな運命に……」 “パコッ”っと軽い音 「あでっ!!」 久々にでました、ノアのスリッパツッコミ 自分の父親に対しても容赦ねぇな…(こんな親父だからか?) 「いてて、酷いよノアール~;」 「何、馬鹿なこと言ってるんですか」 「馬鹿とはナンダイ!! パパに向かって!! 私はそんな風に君を育てた覚えは…」 「無いに決まってるじゃないですか。今まで私を育ててくれたのは…明人さんなんですから……」 そうなんだわな 5年前のノアはホント全くの世間知らずで箱入り娘、イチから常識を教え込むのは大変だったなぁ……俺の入浴中に風呂場にスッポンポン(プラス無表情)で入ってきたり ホラー映画のDVD見せたらテレビ画面ごと映ってるゾンビを叩き割るし… なんでもジジイ曰く、ノアは『人型神姫インターフェイス』のなかでもプロジェクト的にはゼロから始めた初号機ってんで、サンプル採集に適さないかも知れないからって最低限の知識以外は初期入力を行ってはいなかったらしい ホント、よくここまで育ったもんだ… これじゃ俺のほうが父親みたいな心境だな…… 「……なんですか? ご主人様」 やっぱり自分も同じことを考えていたんだろうな…… ノアが少し頬を赤くしながらジト目で俺を見てやがる 今日はなにかとデジャヴが多いですね~ノアールさん 「いーや? よくもあんな無防備なノアとの二人暮しの日々に平常心を貫いて耐えたものだと自我自賛」 「……ただのへタレでは無かったのですか…」 「? なんか言ったか?」 「いえ、何でもあり…」 「NO~~~!!! それではあれかい!? つまりはだね、『私をアナタ色に染めてください、ご主人様(ハート)』ってヤツなのかい? そうなのかい? ノアール。そうだとしたらパパもう本気で泣いちゃうよ? パパは本気と書いて『マジで』泣いちゃうんだから……」 “パコォッ!”再び軽い音……って、心なしかさっきよりも音が鋭い 「あでっ!!!」 本日二本目のノアのスリッパツッコミ つうか流暢な日本語でなにを言っとるんだ、このオッサンは…… 「まったく、このダメ親父は……」 「……三人の時もこうなのか?」 「はい、ですがいつもはユーナがツッコミ役です。」 「……なんで?」 「コレの相手は疲れますので、任せてあります。」 ……ついにはコレ扱いされる天才博士ってどうよ? 「……んで、もうメンテもサンプルデータ回収も終わったんだろ?」 「ん? あぁ、メンテナスに関してはなんの問題も無いよ。むしろ良好ってとこかな…」 「そうなのか?」 「いや、私に聞かれましても……」 「……明人君、ちょっと……」 「? なんですか?」 手招きされて今いる博士の書斎の隅まで連れて行かれる… 「いや、なんてことはないのだがね? その………最近何かあった?」 「は? いきなりなんですか?」 「いやちょっと気になることが…」 なぜかあまりハッキリしない博士 「まぁ、心当たりぐらいはいくつか……」 なにせうちの『かしまし娘達』だからな… 「その中でも最近まで起こらなかった…特別な事って無かったかい?」 「特別な事…ですか? そうですね……俺がまたナノロットに乗った事ぐらい…ですかね…」 「!!! ほんとかい? すまないがその事、もう少し詳しくお願いできるかい?」 やけに真剣になった博士にしばし押され気味になってはいたが、俺はこの前の葉月の誕生日パーティでの出来事を博士に説明した 「……なるほどね……そんなことが…」 あらかた説明し終わると今まで黙って話を聞いていた博士はそう呟いた 「それで?」 「はい? それでって……これで終わりですけど…」 「ああ、そうじゃないんだ、これからだよ。これから君はどうするんだい?」 「これから……」 俺は思い返してみる ノアの言葉、葉月の言葉 ゴレの残した『2つ名の示す意味』というセリフ そして、俺と敵対するであろう…アイツのことを…… 「……分かりません。まだ俺には何とも言えない…」 「……そうか…でもひとつだけ覚えておいて欲しいんだ…」 「…なんですか?」 「君はこれから激しい戦いに巻き込まれて行くかもしれない。しかしそれは君の過去との決別だ。なにが起ころうと誰も君を責めたりはしない、むしろ君のために力を貸してくれる人間や神姫はいっぱいいる……もちろんノアールやミコやユーナ…それに私もね…」 「博士……」 「だから忘れないで欲しい、確かに君は『死の恐怖-スケイス-』でもあるが『橘 明人』であり……彼女らのかけがえの無いマスターでもあるということを……」 そういってノアの方に目線を向けるフェレンツェ博士 その顔は今まで見た中で一番父親らしい顔であった… 「わかしました…でもなんで何かあったって解かったんです?」 「ん? いやーそれがね~、さっき調べたサンプルデータに出てたんだが…ノアールの可動情報伝達系、つまり人間で言うと心拍数にあたるところなんだが…その数値が急激に上昇する傾向が多く出ていてねぇ……」 「!! それってなにかやばいんじゃ…」 「いやそれが、その上昇時というのは主に2パターンあって、ひとつは戦闘中などの激しい運動をしたときなんだが…これはいつもとかわらない。ノアールは明人君と一緒に神姫バトルに参加してるしね」 「そうなんですか……もうひとつは?」 「もうひとつは…ふふふふ、これがまた可愛いんだよ。なんと!! 『数値が急激に上昇するときにはある人物のことを見ている』っていうデータが残っていてね? つまり、その人を見ると心臓がドキドキしてきて止まらない~ってやつ? カッワイイよねぇ~」 「はぁ……あのノアがですか………」 いつも淡白な表情してることが多いからな………って、い、いいいぃ!!!! 「それで最近何か急展開が起きたのかと……ま、あれなんだけどね? もちろんその人物っていうのは他でもない……」 「は、博士、う、後ろ! うしろぉぉぉ!!」 「? なんだい、これからいい所なの……」 “ブオン!!”という音と共に迫り来る 「…………に?」 “ドッンガラガッシャァァァァァン!!!!”っとぶつかる 「あwせdrftgyふじこlp;!!!!!!」 ノアがぶん投げたのは長椅子型のアンティークソファー それに押し潰されながら博士は虫の息のようだ 「はぁ、はぁ…はぁ、はぁ……この……ダメ、親父は…はぁ、はぁ…」 珍しく息を切らすノアの顔はまたコレも珍しいほどに真っ赤に染まっていた 「お、落ち着け、ノア」 「………ふぅ、……はぁ……帰りますよ、ご主人様」 小さな声でつぶやいたノア 「え? もういいのか? 最後に挨拶ぐらい…」 「い・い・か・ら・か・え・り・ま・す・よ?」 「……はい…」 そういって踵を返すノア……こ、怖えぇ……いつもより声が低すぎだろ… 俺もノアの後に続いて部屋の出口の方へと向かう 「の、ノアール……いまさら…素直になれない…そんなクール系ツンデレもまた…も…」 “ヒュン!!”飛ぶ “パコン!!!”当たる 「萌ヴェッ!!!??」 “ガクッ”ご臨終… ノアの投げたスリッパが頭に当たって力尽きる国際的重要人物であった……… 追記 「………なにをやっとるんだ、お前らは…」 「オウ! ア~ニキぃ!! おっ帰り~♪」 「にゃはははは!! 今日のツアーの二次会だよ~ん♪」 「お邪魔しています、明人さん」 「ん? おう、リャンか、久しぶりだな」 「ええ、この前は何かと騒がしかったもので…」 「ところで……この山の様なお酒の空瓶は一体どこから…」 「ぜ~んぶ雄也サンの奢りなんだよ~にゃはははは!!」 「明人先輩…う、うぅ…俺は、俺はぁぁぁ!!」 オイオイ絡み酒かよ…どうせ有り金ほとんどたかられたんだろ? 「す、スイマセン明人さん;ほら、マスター!! しっかりして下さい!!」 「ほぅらぁ~~、あ~にぃきぃもぉ~」 「おい、ちょ、ちょと待てユー…じゃない、優奈!! お前それ一升瓶…」 「問答無用ぉ!! 姉さんと二人っきりでデートとは…何事かぁぁ!!」 「そーだそーだ! なにごとかぁ!! にゃははははは!!」 「明人先輩~俺は、俺はぁぁぁぁぁ!!」 「あ~もう!! 三人そろって俺に群がるなぁぁぁぁぁぁ!!」 「………はぁ…やっぱり、かしまし娘ですね…」 だからノアールさん、あなたも含まれてるんですってば!! 続く メインページへ このページの訪問者 -
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6月 星鋼京政府公認映画祭“ミューズ映画祭”の開催に関する声明 2010-06-02 00 26 05 チャリティーコンサート開催に関する声明 2010-06-02 00 26 05 詩歌藩国より来訪される吟遊詩人の方の受け入れに関する声明 2010-06-03 00 06 09 星鋼京藩国部隊による早期警戒範囲拡大の通達 2010-06-20 01 25 39 父の日に関する声明 2010-06-20 22 40 53 託児関係施設への開設支援に関する政策 2010-06-23 23 56 18 ナイトメアの奇病認定と、ご遺族への補償金贈呈に関する政策 2010-06-23 23 56 18 になし藩国への爆破テロに関して 2010-06-26 01 59 44 /*/
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概要 ウマ娘のトウカイテイオーがレクスターズに目覚めた姿。 ジョルノ・ジョバァーナの力を纏っている。 ストーリーでは『歪んだ憧れ』皇鬼接続 シンディオ・ランドルフとのレースを繰り広げ、その後も戦い続けている。 FT 未来伝説 トウカイテイオー 少女の目に映るのは、醜く歪んだ憧れだった。 トウカイテイオー〈ジョルノ.star〉 黄金に輝く憧れと覚悟が、不屈の心と共に魂を解放する。 継承 トウカイテイオーが自らの頭の中に響いた声に従って進んだ先には、明らか先程までとは違う光景が広がっていた。 暗闇。 まるで今の自分の心境を表すかのように一面が塗りつぶされたような漆黒に染まっている。 そして美しい金髪をチョココロネのように整えた奇妙な髪型と雰囲気を持った青年と対面した。 「はじめまして。僕はジョルノ・ジョバーナ。あなたのことはすでに声から聞いています。 君の世界もこの異変に巻き込まれていて、立ち向かうための力を求めている。」 「ですが、このことに関しては僕も必死です。見ず知らずのアンタをハイそうですかと信頼することはできない。なので簡単なテストを一つ。」 そう言うジョルノの指差す先に光が指した。 「テストと言うのは君の覚悟と信念を見せてもらうことです。トウカイテイオー。君たちウマ娘は走ることに関して何よりも覚悟と信念を持っていると聞きました。この僕とあの光までかけっこして勝てたら君のことを信頼しよう。どうです?」 ジョルノの問いかけにテイオーは首を縦に振った。 「では、スタート」 テイオーからみてジョルノは遅かった。 日頃からよく体を動かしているのだろう。普通の人間より少し速かった。 だがそれだけだ。 人間がウマ娘に走りで勝てるわけがない。 テイオーは勝利を確信していた。 テイオーは考えてもいなかったであろう。 自分たちの日常がある今日突然崩れ去ったようにこの世に絶対の道理など存在しない。 この事実を叩きつけるかのようにテイオーにある理不尽が降りかかる。 「アレ?追いつけない…」 気づけばジョルノの背中はどんどん離れて、光の方へ向かって行く。 テイオーはいくら足を動かしても、いくら体を前に押し込んでも、ジョルノに追いつけない。 むしろ、テイオー自身が全く進んでいないのだ。 そしてさらにジョルノは遠く光の彼方に去っていきそして、 「この勝負、僕の勝ちですね?」 済ました笑顔でテイオーの後ろに立っていた。 「……もう一回…」 「はい?」 「もう一回…お願いします…!」 「ええ、かまいませんよ。」 テイオーはそう答えたジョルノから悪魔のようなドス黒い何かを感じていた。 「もう一回」 「もう一回」 「もう一回」 これから何回負けただろう。何度やっても勝てなかった。 がむしゃらに走っても只々疲弊し、フォームに秘密があるのか観察してみたら、実に非効率な少なくとも競技ランナーは絶対しないような走り方だというのがわかった。 相手は…ジョルノの走りはテイオーからしたらスットロイ亀のような…負ける訳が無いモノ。 なのに勝てない自分がここにいた。 ………テイオーにとって走りは全てだった。 そのために努力を重ねた。どんな困難にも打ち勝ってきた。友人やトレーナー。大切な人達と積み上げて来た。 「もう諦めたらどうです?」 地べたにへたり込んだテイオーを見下げながらジョルノはそう言い放つ。 「いや、まだ…もう…一回…」 肩で息をしながらもテイオーは立ち上がり再戦を要求する。 「強情な人だ。どこかの誰かを思い出すな。」 二人はまたスタートラインにつく 「まただ…体が動かない。」 今まで通りテイオーの体はまるで始めから動いてなかったかのように進まず、ジョルノの体が遠のいて行く。 「ああ、ダメだ。やっぱりボク…諦めたほうがいいのかな……。」 お前にはどうすることもできない。 そうでも言ってるかのようにテイオーはジョルノに勝てない。 「マックイーンやチームの皆…それだけじゃない…この世界中がメチャクチャになっちゃった。」 「ボクももう前みたいに走れなくなっちゃうのかな?」 「そんなの…イヤだ!!」 自分思いがこみ上げてきて響く。 「それに約束したじゃあないか!!もう絶対諦めないって!マックイーンやトレーナ達や皆と!!」 進まなくても、追いつけなくても、確実に一歩一歩を踏んでいく。 「こんな理不尽に屈服して、大好きなモノをボクは!諦めたくないんだぁーーー!」 「…これが…テイオー、アナタの信念…そして覚悟ですか。」 ジョルノはテイオーの手を掴んでいた。 そしてドン底から引き上げるかのように手を引いた。 「わかりました。アナタのその黄金のような覚悟に…僕も応えましょう!」 テイオーの周りを包んでいた暗闇は消え失せ、黄金の輝きがあたりを照らしていた。 空間から抜け出したテイオーは何か力が湧くのを感じていた。 「なにこれ…勝負服みたい。」 テイオーの身を包む衣服もまるで黄金の竜…そして天道虫の嗜好を持った物に変わっていた。 「よし、待っててマックイーン、皆!」 トウカイテイオーは前へ駆け出していく。 その走りはまさに黄金のように輝き続けながら自身の大切なものを取り返すために!! タグ ウマ娘 ジョジョ レクスターズ 名前 コメント
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清水町 ぱぱままにゅーす 親子で一緒に遊べる交流ひろば、有料でお子さんをお預かりする一時保育室、子育ての悩みを相談できる相談室があります。 施設名称 清水町子育て総合支援センター ひまわり 住所 〒411-0902駿東郡清水町玉川24-1サントムーン柿田川2階 TEL (055)-(972)-(2712) FAX (055)-(972)-(2712) 休業日 毎週水曜日、その他(年末年始12月29日~1月3日) オープン時間 「交流ひろば」 午前の部 10 00-12 00午後の部 13 00-18 00「一時保育」10 00-18 00 対象年齢 「交流ひろば」0歳~小学6年「一時保育」6カ月~就学前 利用料金 交流ひろばは無料、一時託児は1時間600円(1日1回3時間まで要予約) アクセス方法 三島駅より沼津登山東海バス 沼商行きまたは沼津駅行き柿田経由 サントムーン柿田川バス停 駐車場 あり 無料/1BOX車可 駐輪場 あり ベビーカー置き場 あり おむつ替えのスペース あり 授乳スペース あり 子供用便器 あり ベビーベッド あり 館内での飲食 不可 ミルク用のお湯提供 あり 自販機などの飲料販売 なし ☆おすすめの遊具や設備 職員が牛乳パックをリサイクルして作った“ひまわりのおうち”が人気です。また、大きい子でも夢中になれるソフトブロックもあります。支援センターに遊びに来る時には、名札をつけてきてね。 ☆定期開催しているイベント/相談 ボランティアの方による、音に合わせて体を動かすミュージックランド、絵本の読み聞かせ、専門の先生による育児相談などを定期的に行っています。 長泉町 子育て支援センター 幼稚園・保育園に入園する前の乳幼児とその保護者の方が、自由に遊んだり、交流することができます。四季折々の行事や育児相談を行っています。また、子育てに関する情報を提供します。お気軽に遊びにいらしてください。 子育て支援センター『みかんちゃん』 住 所 竹原317-1 竹原保育園内 2階 電 話 973-4141 開館時間 9:00~16:00 利用日 月~金曜日 子育て支援センター『アップル』 住 所 中土狩929-1 中央保育園内 2階 電 話 987-3715 開館時間 9:00~16:00 利用日 月~金曜日 子育て支援センター『ちぇりーぶらっさむ』 住 所 納米里219 聖心保育園内 2階 電 話 989-1421 電話相談 月~金曜日 9:00~16:00 利用方法 登録制 子育て応援グループ「つくしの会」をご利用ください 「つくしの会」は、”長泉町で子育てしやすい雰囲気づくり”を目的に、町や学校などが主催する行事のときに、託児サービスを行っているボランティアグループです。 ぜひ、ご利用ください。 ※利用についての詳細は、直接お問い合わせください。 問い合わせ:児童館 (8:15~17:00) TEL:055-988-3921 小山町
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屋上では、一方的な戦闘が繰り広げられていた。 「ぐっ……!!」 サディコ、ラティオー、そしてクルデーレが召喚した魔物たち。 それらの絶え間ない攻撃を、千羽鶴…千羽望はかわし、あるいは防御し続けていた。 「ちっ、しぶてぇ奴だぜ。とっととくたばってくれりゃあいいのによ」 苛立たしげにサディコが毒づくのも無理はない。 既に相当量のダメージが与えられているのにも関わらず、望は倒れないからだ。 殴っても、切り裂いても、傷が瞬時に再生してしまう。 …流石に、右腕を折った時は腕を押さえて呻いていたが。 「…どうやら、自己治癒力を強化する能力者のようですね」 「どうすんだよ。このままじゃ埒があかねー」 「そうでもありませんよ。見てください」 ラティオーが冷静に望を指差す。 細かな浅い傷は既に治っているが、深い傷は治りが遅くなっている。 狼型の魔物に切り裂かれたらしい脇腹は、血も止まっていないのか左手で傷口を強く押さえている。 「…あれがどうしたっていうんだよ」 「お馬鹿。傷の治りが遅くなっているでしょう。つまり長期戦には向いていないということです」 「ばかって言うんじゃねーよ!!…けど、なるほどな。治るよりも早くぶん殴り続けりゃいいってことか!」 「…………。まあ、そうでいいです。それに…」 「っ……?」 急に望の表情が変わった。 右手で口元を押さえ、咳き込んでいる。 実はラティオーは先程カイリの能力を奪い、それを使用しているのだが、望にはそれを知る術はない。 ただ、急な息苦しさに戸惑うだけだった。 「これで、先程までのように防御はできないでしょう」 「へっ、じゃあ遠慮なく!」 動きの鈍った望に向かって、サディコが拳を繰り出す。 その拳は、望の頭を正確に捉えて砕く… 「させねーよ」 …ことはできなかった。 「ぎゃっ!!?」 飛んできた風魔が、横から杖でぶん殴ってサディコを弾き飛ばしたからだ。 ついでに降り立つ際に勢いよく翼を羽ばたかせて風を起こすと、息苦しさの原因は吹き飛び、望は軽く咳き込んでから立ち直った。 「!カザマさん!!あの子は…」 「大丈夫。ちゃんと助けた」 「そうですか…よかった…」 安堵の息を吐く望に、風魔は軽く肩を竦める。 明らかに自分のほうがボロボロであるにも関わらず、見ず知らずの少年の心配をするとは。 「…ほんと、甘ちゃんだな」 「はは…すみません…」 「てめぇっ!!よくもやってくれたな!!!」 サディコの拳が飛んできたが、それはすんでの所で風魔の杖に阻まれた。 「…こっちは引き受けるから、あんたは親玉を」 「……ありがとうございます」 物理攻撃を仕掛けてくるなら杖で打ちすえ、空気に細工をすれば翼を強く羽ばたかせて追い払う。 彼ならば、自分よりもうまく立ち回ってくれるだろう。 望は風魔に軽く会釈すると、クルデーレに向かった。 「なぁに?まだやるつもり?」 「……ええ」 頷く望には、既に傷は見当たらない。 「本気?今のあなたに、私が負けるとでも?」 「………やってみなければ、分かりませんよ」 「分かるわ」 望が数歩近寄った瞬間、クルデーレの手が望の首を掴み、そのまま絞め上げた。 ぐっ、と苦しそうに息を詰まらせるが、それでも首を絞める手の力は緩まない。 「余計な手間をかけさせてくれたわね…それ相応の罰を受けてもらうわよ」 「…………ふ、」 首を絞められ表情を歪める望が、突然苦しげに笑った。 「……何がおかしいの?それとも、狂ってしまったのかしら」 「…いいえ。ただ……僕は、治るだけじゃないんですよ…」 そう言って伸ばされた望の右手が、クルデーレの頬に触れた。 「つ か ま え た」 刹那。 「あぐ――――――――っ!!?」 クルデーレの全身が、激しく切り裂かれた。 咄嗟に手を放して望から距離をとるが、もう遅い。 頬が、肩が、腕が、胸が、脇腹が、脚が、容赦なく切り刻まれて、血を流していく。 骨が悲鳴をあげ、音を立てて破壊される。 「ぐ……」 ついにクルデーレは、膝をついて床に倒れ伏した。 そして、すぐにダメージが目に見えるものだけではないことに気づいた。 体全体が石のように重く、ぴくりと動かすことしかできないのだ。 「……何、を……?」 「…大したことは。僕の負った傷と疲れを、貴女にお渡ししただけです」 その言葉に、クルデーレは疲労で鈍くなる頭をフル回転させて考えた。 おそらく、望には回復能力の他に、傷とかそういうものを他人に移す能力があるのだろう。 それを、あたかも能力で回復したように見せかけて少しずつ蓄積していき、今ここで爆発させたのだ。 しかし、その望も呼吸が荒い。 どうやら、いかな超回復でも失った体力までは回復できないようだった。 「ふ、ふふ……ふふふ…」 「…………」 不気味に笑うクルデーレに、望が何か言おうと口を開いた瞬間、 「――――――てんめえええええええええええええええええっ!!!!!!」 「っ!!」 激昂したサディコが、風魔を押しのけて拳を振り上げ飛び掛かってきた。 望は軽く唇を噛み、なけなしの体力を振り絞ってその拳を避ける。 だが、彼らが戦闘していたのは廃ビルの屋上。 古びて耐久力の落ちたコンクリートが、魔物であるサディコの攻撃、その衝撃に耐えられるはずもない。 サディコの拳が触れた瞬間、限界を迎えた床はその役目を失い一気に崩れ、宙へ飛んだ風魔以外の全てを飲み込んで落ちていった。 冷血と千羽鶴たち 「…無茶しすぎだろ」 (ビルの上空、) (そうぼやく鴉天狗が一人、取り残されていた)
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「何なの…?さっぱり分からないよ…!!」 彼女──山岸風花は困惑していた。突然殺しあえとのテレビ放送。その後、血相を変えて襲い来る民間人の群れ、群れ、群れ。 支給品として渡されたのは本物の銃。普段腰に下げている、召還の為に使う銃ではなく、人を殺すための道具。 「…本当に…殺しあえって言うの…?」 本物の銃を見つめ、今から起こりゆる最悪の事態に風花は頭を悩ます。 そこに、叫び声が聞こえる。 「た、た、助けてくれぇ~~~~!!」 殺し合いへの葛藤を一時中断し、助けを呼ぶ声の方向を見る。 そこには、赤いコートに身を包んだ男性と、その男性を真っ裸で追う修羅が一人。 「俺は地上最強だ!どんな奴がきても0,2秒であの世へおくることができるんだ!」 「ひえぇぇ~!ワシゃかれこれ5分ほど追いかけられてるきがするぞ~!」 「武 器 は 持 た な い ! カ ラ テ だ !!」 「ひええええええ~こやつ話を聞いておらん!」 まっ裸の男──竜は執拗に赤いコートの男に拳をぶつけんとする。 赤いコートの男はソレを紙一重でかわしている、が、スタミナが切れかけているのだろうか、息絶え絶えである。 「俺は地上最強の男だー!!」 「ひ、ひええええええ!」 竜が息が荒くなり、動きが遅くなったコートの男に渾身の一撃を放つ。 が、それよりも早く── 「ペルソナ!ユノ!!」 風花が二人の間に立ち、ペルソナ”ユノ”を発動させる。 その鏡の魔法は、風花とコートの男を優しく守る。 「…こ、この人はおびえています!とりあえず拳を下げて、まずは話を…」 竜を落ち着かせようとする風花、しかし… 「俺は地上最強の男だー!!!!」 「キャアッ!」 ビキッ! 問答無用で拳を放つ竜、鉄壁のはずの彼女のペルソナにヒビが入る。 「う、嘘…ユノが…そ、そんな!!?」 二発、三発を放たれる地獄の一撃、その一撃一撃が、ユノの装甲を壊していく。 「い…いや…や、やめて…」 「あわわわわ…お、お穣ちゃん、す、すまなんだ!!」 そして後一撃でユノが大破する、という、その時! 「や、やめるんだ!君!」 貧弱そうな男が竜に声をかける。 「と、遠くで見てたけど一方的にあびゃぶ!」 竜をとめようとしたのだろう、が、話が終わらない内に竜の一撃を顔面に食らう。 「うをおおおおおおおおおおお!!」 その勢いを殺さず、そのまま彼の顔面を岩に叩きつける。 グシャ、と、嫌な音が聞こえる 声をかけた男のものだろうと思われる返り血が、ユノに飛んでくる。 「俺は地上最強の男だーーーーーーーー!!!」 人一人殺しすっきりしたのだろうか、竜は雄たけびを上げながらどこかへ走りぬけていった。 彼が去っていったのを確認した後、ペルソナを解除して、彼に殺されたであろう人の下へ駆け寄る。 「…ごめんなさい…見ず知らずの私のためなんかに…うっ…ううっ…」 血溜まりの中、泣きじゃくる風花。 「お嬢ちゃん、それはワシのセリフじゃあ…お嬢ちゃんはなんにも悪くないんじゃぁ…ううっ…うをおおおん!!」 同じく自分の為に尊い命を落とした青年に涙するコートの男。次の瞬間 「…あ~…びっくりした…残機を溜めておいてよかった」 突然血溜まりから先ほどの青年が立ち上がった。 「「う、うわああああ!!」」 その瞬間、腰を抜かす二人 「あ、驚かせてすみません、実は自分は──」 ──── 「…と、言うわけで、自分は虚弱体質なんですが、まあ残機が切れるまでは生き返れるんですよ」 「は、はあ…」 陽だまりの中、木の木陰に隠れ、先ほどの生き返りに付いて説明を受ける二人。 「つまり…スペランカー君は残機ある限り何度でも死ねるというわけなんじゃな?」 コートの男──総帥となのる男は貧弱そうな男──スペランカーにたずねる。 「まあ、ぶっちゃけて言うとそうなります。」 「う~ん!凄い!凄いぞスペランカー君!君を臨時鷹の爪団の団員2に任命する!」 「は、はあ…どうも…」 そういいがら総帥とスペランカーは握手を交わす。 その様子を遠目で見ている風花。 「う~ん、すばらしい!この調子ならあんな下らん世界征服をたくらんでおる安部など一瞬じゃあ!さあ!鷹の爪のポーズだ!!た~か~の~つ~め~」 総帥は突然腕をぷらぷらさせる。スペランカーもそれに続く。 「風花君!何をやっているのかね!君もやるんだよ!」 「え!?ええ!!私も入っているんですか!?」 ──to be continued 【島根県 1日目】 【雷音竜@地上最強の男 竜】 [状態] 健康 [装備] 武器は持たない!カラテだ! [思考] ??? 【総統@秘密結社鷹の爪】 [状態] 健康 [装備] ??? [思考] こんなアホな政策を実行した安部に本当の世界征服を見せてやる 【スペランカー@スペランカー】 [状態] 残機29 [装備] ??? [思考] とりあえず鷹の爪団に入団 【山岸風花@ペルソナ3】 [状態] 健康 [装備] 召還用銃 44マグナム [思考] え?え?ええええ? (※備考 スペランカーはものすごく弱いですが残機が残っていれば復活できます) 前 25話 次 ― 雷音竜 74話 ― 総統 63話 ― スペランカー 63話 ― 山岸風花 63話
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(2006年07月25日) 2回目
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23話 24話 30話 32話 ■23話謎改悪 1 の 門 を 3 人 が か り で 開 け る ライセンスを持つプロハンターで、のちに会長選挙にも来てるシークアントが 新ハンタでは小物扱い(ライセンスも持って無さそうな小物の部下として回想に登場) キルア「これやるよ」→ガイコツ(原作・旧作)からリンゴ(新ハンタ)に キルア「肢曲教えてやるよ」 ・キルア「肢曲・・使えたんだな」 カナリヤ「私、流星街の出身なんですよ」「あの幻影旅団も流星街出身らしいですよ」 身長比がおかしい(シルバ=198cmを基準に推定した仮定ではキルアの身長110cm) 祖母勝手に作んなwww ゴトーに怒鳴りつけるキキョウ → ゴトー「奥様は消え入りそうな声だった」 執事の屋敷にゴンたちより先に到着するキルア キルア「ゴトー、ゴンたちが着いたらすぐ教えろよな」 → 言いつけを守らない ゴトー「キルア様がお着きになるまで・・・」 → 正式な客人に平気で嘘をつき私怨でゲームに付き合わせる けっきょく1の門を1人で開けられないままゾルディック家を後にするゴンたち キルア「ゴン、お前試しの門はクリアしたんだろ?」 → クリアしてないのにクリアしたこととして強引に進行 1の門を1人で開けられない奴に軽々と吹っ飛ばされる初戦相手の巨漢 ■24話シークアントが子分にされていた件について 「3年くらい前、ブラックリストハンターが100人くらい子分を連れて襲撃に来た事があっただろ」 「いたいた あんまりビビッてそのまま雇われちまったハンターが」 「…悪かったな」 の台詞から、シークアントは100人の子分を従えてたプロハンターであることが窺える ところがシークアントが《他人事のように》自分の過去をふりかえるこのシーンを 本当に他人の事だと誤読した為か、新作では以下のように改変 1.シークアントは子分の一人にされ、オリジナルキャラの親分が登場 2.試しの門を突破せず、侵入者の門から侵入 3.新人執事カナリアの実力を試す為、ミケはこの日だけお休み(2の矛盾を回避する為か) これによって起こる食い違い 試しの門を開けていないので(方法不問)、「門を開けられなければ守衛はクビ」というゼブロの台詞と矛盾 (守衛ではなくても、実力のある描写がされてないのでゾルディック家に雇われる要素が無い) シークアントがブラックリストハンターであるという描写が消滅→後の会長選で投票してる描写に影響 尚、旧作では【調べた上で試しの門を破城槌で突破してボコられる】という補完がされている ■24話その他の矛盾点 22話でゼブロが「ミケに余分な餌を与えたら怒られちまう」と言っていたが 過去の回想にて盗賊50人くらいミケに食わせようとしていた この時の脚本は米村正二だが彼は28話でも 原作の「極寒の地で全裸で凍えながらなぜ『辛い』のかわかっていないようなもの」 という台詞を 「極寒の地で全裸で凍えながらなぜ『寒い』のかわかっていないようなもの」 と改変している ■30話の新アニオリジナルストーリー「クラピカと師匠の出会い編」sageと改悪まとめ ◇あらすじ 1.ハンターに誇りを持っていて大事なライセンスなのにすられて気付かない鈍感さ 2.明らかな格上相手にいきなり敵意剥き出しで、露骨な挑発に乗って戦っちゃう 3.簡単に挑んだ挙げ句ボコされて見たところ策尽くした感も怪我もないのに挫折して 4.見ず知らずのスリ相手に屈辱的な姿勢で私情感情丸出しにぶつける ◇新クラピカさん ・巨大な念の塊の気配すら察知できないほどに凡人化 ・おまけに大事なライセンスカードまでスられて気付きもしない ・でも、念の込められたドングリには気付く ・唐突に「独りで戦い抜ける力がいる」と初対面のスリ野郎に叫ぶ 【本来内に秘めてる感じ⇒だからセンリツの心音で心境が読めるのが活きるし、ウヴォを殺す前の爆発とかに繋がる】 ・「私のハンターライセンスを返せ!!!」 ・「どういう意味だ!?ちゃんとハンター証は持ってると言っているだろう!!!」 ・↑大声で怒鳴るクラピカ。モンスタークレーマーに見える。いきなりキレて不自然。 【本来ああいう場ほどむやみにキレたりしない性格のはずがヒステリックやる夫状態】 ・クラピカは斡旋所をヒントに自力で念まで辿り付いてこそ 頭がキレるってキャラ付けがついてくるだろうにキャラの底が浅くなってしまった ・結果ただのクラピカ無能演出 ・ただのアホの子すぎる、馬鹿っぽい ・「ヒス女」など、マイナスイメージが定着 ◇新ミズケンさん(師匠) ・ルーキーを親切にストーキングと思いきや 念の気配すら感じられなかった素人相手に まともにくらったら即死するような念攻撃を仕掛ける ・念も知らない見習いに~試験はこれからだ!などといきなりネタばらし ・何故か突然ライセンスを盗むスリ野郎化 ・何故か突然念で攻撃して一方的におちょくる ・上から目線で威張ってる感じがしてすげえ嫌な感じ ・雑魚に見える ・試してみるかい?→尺無いしアクション苦手だから描きません ◇総括 ・脚本がひどい ・キャラの底が浅くなるようなオリジナルは要らないと思う ・会話の"ドッジボール"状態 ・キャラもストーリーも全体的に浅過ぎ ・スタッフは原作の何を読んだんだろうな
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§序章 映画とういろうと妹分 1 三月の末。時刻は二十三時を過ぎたころ。 星の少ない名古屋の空に、月がぽっかり浮かんでいた。 オフィス街は寝静まり、反対に繁華街が夜の喧騒に沸いている。 金のシャチホコで有名な名古屋城から南西へ徒歩数十分、 一対に聳え立つタワーズがトレードマークの巨大な駅がある。 名古屋駅だ。 その十四番線、東京行きの新幹線専用ホームにて、 「ジョン・スミス大佐、自分、この作戦必ず成功させてみせるでありますっ」 ──寒空で白く濁る鼻息を荒くしながら、縁もゆかりもまったくない特攻野郎に 妙な誓いを立てて意気込んでいる女の子が居る。 春というにはまだ肌寒いこの時期らしい、分厚いガウンに、 足元には大きなスポーツバッグを置いている。 艶のある黒髪はストレートヘアで、時折寒風に流れて揺れていた。 彼女は須藤大樹(すどうたいき)。 ういろうとハリウッド映画をこよなく愛する十八歳。 高校を先日卒業したばかりだ。 彼女は神道を由来とする厳格な家庭に生まれ、厳しく躾けられて育ったが、 そんな環境に反発し、今夜、半ば家出同然の上京作戦真っ最中なのである。 ぱーん、ぽーんっと、信号音がホームに虚しくこだまする。 ホームには唯一、チャラチャラとしたファッションのおにいちゃんが ベンチに腰かけているが、ほかに人気はない。 時刻もさることながら、新幹線ホームには中央と下階に快適な待合室があるからだ。 この寒い中をホームで立って待ちぼうけなんて、 気合の入り方がおかしい大樹ぐらいなもので、 勇みすぎて居てもたってもいられない大樹は、 好物のういろうをもっきゅもっきゅとかじりながら、 低い気温に燃える情熱をぶつけて今か今かと新幹線を待っていた。 そんなに血走った目で線路を眺めていても、 日本が誇る夢の超特急は定刻と安全神話を軽々しく破ったりはしないのだが。 ぱーん、ぽーん。 もっきゅもっきゅもっきゅもっきゅ。 今宵の名駅は、人知れずカオスな状態だった。 ちょっとして、ホームに特攻野郎のテーマが鳴り響く。 大樹のケータイがメールを受信したのだ。 送信者は〝葵〟。内容は、 『ホントに行っちゃうの?? 寂しいよっ!』 「……あんにゃろ……今更うじうじと……っ」 大樹はイラッとした。 文末に泣き顔の絵文字を、しかも二個つけているのがさらにイラッときた。 返信してやる。 『甘えんな』 そしてういろうを咥えると、すぐにメールが返ってくる。 『大樹ちゃんがいないと、寂しい……』 さらにイラッとくる。お前は何だ、私の恋人か! 返信してやる。 『強く生きろ。あばよ』 『うえーん……つめたいよーっ』 『獅子は子を谷から落とす。 だいたいそんな感じ。じゃあな』 『今適当に言ってるっ!? 適当に言ってるよね!? ……名古屋に残ってよぉ』 『あーもーっ! しつこいッ!』 ……そう送信したら、急に返事が来なくなった。 白熱してた応酬だけに、ちょっと気まずくなる。 「うっ。……言い過ぎちゃったか?」 口は悪いが根は優しい大樹が、少々反省しはじめた頃、やっとメールが来る。 現金なもので、そうなるとまた急にイライラしてきた。 逆に返信を止めてやる、と、そのつもりで大樹はメールを見た。 『拐』 「……」 直後にもう一通着信。 『今のは間違いメールでした、ごめんなさい。ぺこり』 そうか、間違いなのか。 いったいどこのだれになんのつもりでカドワカスなんて 単語を送信するつもりだったのか知らないが、間違いなら私には関係ないな。 うんうん。 いろんな疑問が沸くが強引に払拭して、大樹は新幹線を待つことに集中した。 「早く来ないかなぁ、新幹線。さっきと違う意味で急いで欲しいぞ?」 ……ぱーん。 ──ぽーん。 「……ま、あの泣き虫が心配じゃないと言えばウソだけどさ」 いや。本当は彼女と別れて寂しいのは自分なのかもしれない。 口に出すのは憚られたが、駅の寂しい雰囲気が彼女を少し心細くさせた。 大樹はポケットからシュシュを取り出し、髪をポニーテールに纏める。 ホームで大泣きされても困るから、見送りには絶対くんな! は、さすがに酷かったかな? そんなことを呟いていると、 急に、ベンチに座っていたおにいちゃんがむくりと立ち上がった。 思わず注目してしまう。 彼は鼻歌を鳴らしながら、なんのつもりか、改札への階段を下って行ってしまった。 状況がわからないが、まあ人それぞれ事情があるのだろう。 すると入れ替わりに十歳ぐらいの少女が階段を登ってきた。 銀色のショートヘアに、サングラス、 黒光りする皮ジャンという年齢に相応しくないファッション。 なによりこんな時間に闊歩しているというのはどうなんだ? ヤンキーの低年齢化も進んだなぁ、などと漠然と見ていると、 なんと彼女は脇目もふらずに大樹のもとへ歩んできた。 そして、 「……スドウタイキか?」 と、大樹のフルネームを言った。 見ず知らずの妙な子に名前を聞かれてしまった。 「えっと、そう、ですけど……」 驚いたが、半ば反射的に返事をしてしまう。 すると彼女は皮ジャンの内側へ手をいれ、何かを取り出した。 ハンドガンだ。 先端にはレーザーサイトを装備、その閃光は大樹の額にまっすぐ向けられていた。 え。 ナニコレ? どういうこと? チラチラと揺れる赤い輝きを見ながら、 大樹は現実味が沸かず、いや、現状も理解できずにただただ呆然としているだけだった。 ──そして名古屋の空に、一発の銃声が轟いた。 TOP←P1→P2